幸せをよぶおだし

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洋のおだしは手間がかかり、素材も多様なので、簡便な固形や顆粒などが流通するようになったのは無理からぬことですが、和のおだしはとても簡単にひけます。
それでも、一般家庭に鰹節や昆布でだしをひくゆとりは失われて、工場で生産される顆粒やティーバックタイプのものが主流になって久しいのは残念なことです。

料理は科学とも数学とも言われます。美味しさには必ず定理と方程式がある。おだしはその数式に不可欠な要素だと思います。素材の持ち味を引き出し、支え、広げ、定着させ、=美味しい、に繋げるものです。

この美味しさはなんだろう。この味の組み立てはどうやって出来ているのだろう。美味しい一品をいただくとき、そんなふうに思い巡らせることはありませんか?

料理は人を幸せにできる最もシンプルな手段です。「美味しい」が生み出す幸せを、このひと手間で広げることができますよ。

大阪の昆布の老舗、「神宗」が製造しています。
昆布の老舗だからこそ入手できる北海道の真昆布を重ねてプレスし裁断することによって、無数の「断面」が生じ、旨味のグルタミン酸を瞬時に引き出す工夫。手間ひまと時間が熟成させる鹿児島県産鰹の本枯れ節と合わせて、熱湯で二分間、緩やかに煮出すだけで、和洋中何にでも使える「合わせだし」がひけるのです。

ひとつかみの鰹節が、一枚の真昆布が、どんなに素晴らしいアロマを醸し出し、食卓から生まれる幸せを感じさせてくれるか。ぜひ知っていただきたいと思って作った若林三弥子のオリジナルブレンドです。

幸せをよぶレシピ

幸せをよぶ茶碗蒸し
ぜひ一番だしで作っていただきたい

卵の旨味を引き立てるおだしの実力がはっきりとわかります。
おさじで掬うと、透明なだしが、
つるんとほどよく固まった卵の間から滲み出してくる。
これが茶碗蒸しの真骨頂です。

  • Recipe

INGREDIENTS : 200ml容量の蒸し碗 4個分

卵…2個

「幸せをよぶおだし」一番だし…500ml

塩…小さじ1/4

薄口醤油…小さじ1/4

泡立てないようによく溶いた卵に塩と薄口醤油を加えて静かに混ぜ、漉す。

雲子、鶏もも肉、白味魚など好みの動物性の具…適宜

軽く塩をふってドリップシートに包みしばらくおき、日本酒と薄口醤油少々をふって下味をつけておく。

ゆり根、椎茸・しめじなどのきのこ…適宜

三つ葉、ゆずの皮などのあしらい…適宜

    【若林三弥子のお薦め 失敗しない方法~圧力鍋で作る】
  1. 水300mlをはった圧力鍋に付属のバスケットなどをセットし、その中に蒸し茶碗をのせる。
  2. 容器にあしらい以外の具を入れ、卵液を注ぎ入れ、紙ぶたを被せる。
  3. ふたをして強火にかけ、高圧がかかったら弱火に落として5分かけ、急速減圧する。
  4. ふたを開け、紙ぶたを外してあしらいをのせ、容器のふたをし、粗熱が取れたら取り出す。

蒸し器などで作る場合は、蒸気が上がっている状態で材料を入れた容器を入れ、常に蒸気が上がっていることを確認しながらごく弱火で約15分~18分蒸す。

幸せをよぶレシピ

牛肉入り沢煮椀
牛肉と野菜の旨みをひきたてるだしの美味しさを堪能

丁寧に細く刻んだお野菜の一本一本が、
だしの助けを借りて
お肉の旨みに負けない魅力を発揮します。
パワーと優しさ、どちらも必要な時の
心と身体を満たしてくれるひと品です。

  • Recipe

INGREDIENTS : 二人分

牛ロース薄切り肉…2枚
大根…6~8cm長さに切ったものさらに半分
セロリ・ごぼう・にんじん…各1/4本
きぬさや…20g
セルフィーユなどハーブや三つ葉…適宜
蒸しいため用A
(塩:ふたつまみ 太白ごま油:少々 二番だし又は水:大さじ3)
一番だし…300ml
塩…ふたつまみ
うすくち醤油…少々

  1. 野菜はごぼう以外は皮付きのまま、大根を薄切りにしてから細い千切りにし、長さと太さを揃えて他の野菜も千切りにする。
  2. 鍋に入れ、野菜の上に肉をひろげてのせ、その上にきぬさやをのせ、Aを加えてふたをし、強火で2分間蒸しいためする。
  3. きぬさやを取り出し細い千切りにする。肉の色がうっすら変わるまで余熱をいれる。
  4. おおぶりの椀にまず肉、上に野菜をのせ、熱々に温めただしをはり、セルフィーユをあしらう。

一七八一(天明元)年、大阪の靭に海産物問屋として創業した「神宗(かんそう)」。商品に使用する昆布は北海道の白口浜で採れる天然の真昆布のみ。幸せをよぶおだしは、素材にこだわり若林三弥子がブレンド。神宗とのコラボレーションで『究極のおだし』が生まれました。

神宗

重ねた歳月が品質と技に生きる伝統の味。

株式会社 神宗

https://kansou.co.jp/

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